阪神伊藤将司&及川雅貴が母校横浜の甲子園出場に歓喜 次は先輩が躍動する – プロ野球番記者コラム – 野球コラム : 日刊スポーツ

2021年8月4日11時0分

練習を終えて笑顔で引き揚げる伊藤将司(左)と及川雅貴(2021年7月2日)

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

横浜高校が今夏、3年ぶり19度目の甲子園出場を決めた。阪神にも「YOKOHAMA」のユニホームを着た左腕が2人いる。伊藤将司投手(25)と及川雅貴投手(20)だ。

ルーキーの伊藤将は、今季開幕から先発ローテーションを守り5勝5敗。高卒2年目の及川は5月中旬にプロ初昇格すると、中継ぎとして15試合に登板し2勝1敗2ホールド。ともに前半戦は首位を走るチームに貢献した。

もちろん2人とも母校の甲子園出場を喜んだ。伊藤将は「3年ぶりですし、後輩たちが出場を決めてくれたことはすごくうれしいですね」。及川は「後輩が甲子園を決めてくれてすごくうれしいですし、自分自身にも良い刺激になりました」。

伊藤将は高校2年生だった13年夏の甲子園で、丸亀との2回戦に先発し毎回の14三振を奪う快投。及川はセンバツを含めて3度甲子園の土を踏むなど、「高校四天王」の一角として耳目を集めた。2人とも高校時代から甲子園に縁があった。

今年から阪神でチームメートになり、現在はリーグ後半戦に向けて切磋琢磨(せっさたくま)する。及川は先発に再転向し、ローテーション争いの真っ最中。伊藤将は後半戦もローテを回り白星を積み重ねるため、新たにスライダーを試投したり、基本の真っすぐに磨きをかける。タイプは違えどともに貴重な左腕で、フレッシュな戦力。甲子園出場を決めた母校の勢いに乗り、「YOKOHAMA」の2人が後半戦も聖地で躍動する。【阪神担当=磯綾乃】

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