第49回衆議院議員総選挙が10月31日に投開票され、神奈川8区(緑区・青葉区・都筑区の一部)では、立憲民主党代表代行の江田憲司氏(65)が約13万票を獲得し、7選を果たした。一方、小選挙区で敗れた自民党の三谷英弘氏(45)は、前回に続き比例代表南関東ブロックで復活当選した。
与野党一騎打ちとなった今回。江田氏は13万925票、三谷氏は11万7963票を獲得した。小選挙区は江田氏が勝利したが、三谷氏も1万2962票差(惜敗率90%)の接戦に持ち込み、比例復活となった。
2005年から連続当選を続ける江田氏は、強固な地盤を武器に選挙戦を展開。立憲民主党が支援し、勝利した8月の横浜市長選の勢いで押し切った。投票が締め切られた午後8時過ぎ、早々に当確が報じられると、青葉台の事務所で江田氏は集まった支援者とともに万歳。江田氏は「まったくしがらみのない立場から、皆さんだけを見た政治を行うことを誓う」と抱負を述べた。また、「緊張感のある国会」を目指すと語った。
当確に沸く事務所には山中竹春市長が訪れ、祝意を述べる場面も。江田氏は「市政をがらっと変えたのは有権者の皆さんの力。今度は国政をがらっと変えましょう」と呼びかけていた。
三谷氏、得票4万増
前回得票数7万4119票から4万3844票を積み増した三谷氏。深夜に比例復活当選が報じられると、藤が丘の事務所で支持者にあいさつした。「感触は悪くなかった」と選挙戦を振り返りつつ「負けは負け。次回は自民党・公明党で小選挙区で勝ち抜く」と決意を語った。また、「科学技術支援や教育改革など、次世代を担う人材育成に力を入れて取り組みたい」と抱負を語った。
8区の投票率は59・37%(前回比5・78ポイント増)。青葉区の投票率は60・83%で市内18区で最も高い結果だった。